楽天カード、楽天銀行、楽天証券。
この3つを作ろうと決めたとき、最初に迷うのが「どれから申し込めばいいのか」です。
結論から書きます。
この順番です。理由は、カードだけ審査があって、届くまでに日数がかかるからです。
ただ、この記事で本当に伝えたいのは順番そのものではありません。
「まとめて申し込むと、1,000ポイント損をします。」
便利そうに見えますが、ここにチェックを入れると、楽天銀行がやっている1,000ポイントのキャンペーンが対象外になります。
この点は、順番を解説している他の記事でもあまり触れられていません。公式ページの注意書きに、はっきり書いてあります。後半で、その文言ごと引用します。
- 3つを申し込む正しい順番と、その理由
- 同時申込でなぜ損をするのか(公式の注意書きつき)
- 楽天銀行の1,000ポイントを確実に受け取る条件
- ポイントサイト経由はどうなるのか
- 3つ揃ったあとにやる設定は2つだけ
順番は、カードが先です

① 楽天カード(いちばん最初)
3つの中で、カードだけが「審査」を伴います。
申し込んですぐ使えるわけではなく、審査を通って、カードが郵送されてきて、ようやく手元に届きます。数日から10日ほどみておくと安心です。
そして、これが決定的な理由なのですが——
証券口座を先に開いても、カードが手元になければ、いちばん重要な設定ができません。だから、待ち時間が長いカードを先に走らせておきます。
カードの種類で迷ったら、年会費無料の一般カードで十分です。ゴールドやプレミアムが得になる条件は楽天カードの選び方に金額の分岐点まで書いてありますが、最初の1枚は無料のもので問題ありません。
② 楽天銀行(2番目)
カードの審査を待っているあいだに、銀行を申し込みます。
楽天銀行は、申込から1〜2週間ほどで口座開設完了のレターが届くのが目安です。カードと並行して進めておくと、ちょうどいいタイミングで揃います。
この口座を開く理由は、あとで説明する「マネーブリッジ」のためです。普通預金の金利が上がり、証券口座との入出金が自動になります。
③ 楽天証券(最後)
楽天証券は、スマホで本人確認をすれば最短で翌2営業日ほどで開設できます。3つの中でいちばん早い部類です。
だから最後で構いません。むしろカードと銀行が揃ってから開くほうが、設定が1回で終わります。順番が逆だと、あとから戻って設定し直すことになります。
なおNISA口座は、証券口座の申し込みと同時に申し込めます。あとから開設するより手間が少ないので、ここでまとめてください。(新NISAの完全ガイド)
※開設にかかる日数は、本人確認の方法や混雑状況によって変わります。楽天カードの発行日数は公式に明記されていないため、上記は一般的な目安としてお読みください。
ここが本題:同時申込は、1,000ポイント損します
楽天は、それぞれのサービスの申込画面で「ついでに他のサービスも」と勧めてきます。
親切な機能に見えます。手間も減ります。でも、ここで1,000ポイントが消えます。

楽天銀行の公式ページに、こう書いてあります
楽天銀行は「口座開設&入金で1,000ポイント」というキャンペーンを常時やっています。その条件のところに、こういう一文があります。
(楽天銀行 口座開設キャンペーンページの注意事項より)
つまり、楽天カードの申込画面にある「楽天銀行も開設する」ボタンや、楽天証券の申込画面から開いた楽天銀行は、この「本ページ以外」に当たります。
手続きは1回で済んで気持ちいいのですが、1,000ポイントは付きません。
正解は「1つずつ、それぞれの公式ページから」
| やり方 | 結果 |
|---|---|
| まとめて同時申込 カードや証券の画面から一緒に |
手間は少ない ただし1,000ポイントは対象外 |
| 1つずつ公式ページから 楽天銀行は楽天銀行のページで |
数分ぶん手間が増える 1,000ポイントを受け取れる |
増える手間は、数分です。それで1,000円分が変わります。時給に直すと、なかなかの効率です。
1,000ポイントを、確実に受け取る条件
ここも正確に押さえておいてください。口座を開くだけでは、もらえません。

| 条件 | 中身 |
|---|---|
| ①申込ルート | 楽天銀行のキャンペーンページ内の口座開設ボタンから申し込む |
| ②入金する | ATMから入金、または他行から振込。金額は問われません |
| ③ハッピープログラム | 楽天銀行の優遇プログラムへのエントリーが条件に入っています |
| ④受け取り手続き | 自動では入りません。期間内に自分で受け取り操作が必要です |
条件を満たしても、ポイントは期間限定ポイントとして「受け取り待ち」の状態になります。放っておくと期限が切れます。入金が終わったら、受け取り手続きまでを1セットにしてください。
※キャンペーンの条件・エントリーの要否・期間は変更されることがあります。実際に申し込む直前に、必ず楽天銀行の公式キャンペーンページで最新の条件をご確認ください。
ポイントサイト経由は、どうなるのか
「ハピタスなどのポイントサイトを経由すると、さらにポイントがもらえる」という話を聞いたことがあるかもしれません。
正直に書きます。ここは、二者択一だと考えておくのが安全です。
「本ページ以外の口座開設ボタンからお申し込みされた場合は対象外」——ポイントサイトを経由した場合も、楽天銀行の公式キャンペーンページ以外からの申込になる可能性が高いということです。
つまり、ポイントサイトのポイントを取るか、公式の1,000ポイントを取るかという比較になります。
- ポイントサイトの還元が1,000ポイントを大きく超えているなら、そちら
- 下回っているなら、公式キャンペーンページから
ポイントサイトの還元額は時期によって大きく動くので、申し込む直前に、両方の条件を見比べてください。
※両方を同時に受け取れるかどうかは、その時点の各社の規約によります。私自身、断定できるだけの根拠を持っていません。損をしたくない方は、公式キャンペーンページからの申込をおすすめします。
3つ揃ったら、やる設定は2つだけ
口座が全部そろっても、やることは多くありません。2つだけです。
① マネーブリッジ
楽天銀行と楽天証券をつなぐ設定です。これをすると、こうなります。
- 普通預金の金利が年0.48%になります(1円〜1,000万円/2026年8月3日から)
- 証券口座への入出金が自動になります(買うたびに振り込む手間がゼロ)
大手銀行の普通預金とは桁が違う水準です。金利の詳しい話は楽天銀行の金利の記事にあります。
② クレカ積立
楽天カードで投資信託を積み立てる設定です。積立額に応じてポイントが付きます。
代行手数料が年率0.4%以上のファンドなら1%、0.4%未満なら0.5%です(一般の楽天カードの場合)。オルカンのような低コストのインデックスファンドは、0.5%になります。
ここで「1%のほうが得だ」と考えて、コストの高いファンドを選ばないでください。0.5%多くポイントをもらうために、毎年0.4%以上の手数料を払い続けることになります。
設定の画面まわりでつまずきやすいところは楽天証券の始め方にまとめてあります。商品選びで迷ったらオルカンとS&P500の比較をどうぞ。
よくある質問
Q. 3つ全部、同じ日に申し込んでもいいですか
「同じ日に、別々の公式ページから」なら問題ありません。避けたいのは、ひとつの申込画面の中でまとめて済ませることです。カードの審査が走っているあいだに銀行と証券を進めれば、全体としてはいちばん早く終わります。
Q. すでに楽天カードを持っています。どうすればいいですか
①を飛ばして、楽天銀行の公式キャンペーンページから銀行、次に証券でOKです。カードをすでに持っている方は、いちばん時間のかかる工程が終わっているので、あとは早いです。
Q. 楽天銀行の口座は、複数持てますか
個人の普通預金口座は、原則1人1口座です。すでに持っている場合、新しく開いて1,000ポイントを受け取ることはできません。「もう1つ作ろう」と考えるより、いま持っている口座でマネーブリッジを設定するほうが確実です。
Q. 楽天証券の口座も複数持てますか
こちらも1人1口座です。NISA口座にいたっては、全金融機関を通じて1人1口座と法律で決まっています。複数の証券会社でNISAを同時に使うことはできません。
Q. カードが届く前に、証券口座を開いてもいいですか
開けます。ただしクレカ積立の設定はカードが届いてからになります。二度手間になるので、この記事では「カードが先」をおすすめしています。急ぐ理由がないなら、順番どおりが楽です。
Q. 楽天モバイルも契約したほうがいいですか
この3つとは切り離して考えてください。スマホ代が今より下がるなら得ですし、上がるなら損です。ポイント目当てで通信費を上げると、本末転倒になります。楽天経済圏全体の考え方は楽天経済圏の記事にまとめてあります。
たこ先生の、正直な話
私がこの記事を書こうと思ったのは、自分が同時申込をやってしまったからです。
申込画面に「一緒に開設しますか?」と出てきて、親切だなと思って、そのままチェックを入れました。手続きは驚くほどスムーズに終わって、そのときは満足していました。
ポイントが付いていないことに気づいたのは、しばらく経ってからです。
調べてみたら、公式ページの注意事項に、ちゃんと書いてありました。「本ページ以外の口座開設ボタンからお申し込みされた場合は対象外」と。
読んでいなかったのは、私です。誰のせいでもありません。
ただ、こういう「知っていれば防げた小さな損」は、お金の世界にたくさん転がっています。金額は1,000円かもしれませんが、悔しさはもう少し大きい。
だからこの記事は、順番の解説というより「私と同じところでつまずかないでください」というメモのつもりで書きました。
楽をしようとして数分を節約した結果、1,000円を落とす。手続きの世界では、けっこうよくあることです。
まとめ|順番より、申込ルートのほうが大事です
- 順番は楽天カード → 楽天銀行 → 楽天証券
- カードが先の理由は審査があり、届くまで日数がかかるから。そしてクレカ積立にカードが要る
- まとめて同時申込にすると、楽天銀行の1,000ポイントが対象外になる
- 公式の注意書き=「本ページ以外の口座開設ボタンからお申し込みされた場合は対象外」
- 正解は「1つずつ、それぞれの公式ページから」。増える手間は数分
- 1,000ポイントは自動で入らない。受け取り手続きまでが1セット
- ポイントサイト経由は公式キャンペーンとの二者択一と考えて、還元額を比べる
- 3つ揃ったらやる設定はマネーブリッジとクレカ積立の2つだけ
順番を間違えても、やり直せます。数日待つだけです。
でも申込ルートを間違えると、1,000ポイントは戻ってきません。ここだけは、最初の1回で決まります。
今日いちばん大事なのは、楽天銀行を申し込むときに「楽天銀行の公式キャンペーンページを開いてから」ボタンを押すこと。それだけです。
そして口座が揃ったあと、何から始めればいいか迷ったら、お金の順番6ステップにすべて並べてあります。
※本記事は2026年8月25日時点の公表情報にもとづく一般的な解説であり、特定の金融商品・カード・サービスの利用を推奨するものではありません。楽天銀行のキャンペーン条件・注意事項は同行の公式キャンペーンページ、クレカ積立の還元率は楽天証券の公表情報、金利は2026年8月3日時点の楽天銀行の公表内容によります。キャンペーンの内容・条件・実施の有無、金利、還元率、開設にかかる日数は予告なく変更される場合があるため、申し込み前に必ず各社の最新の公式情報をご確認ください。ポイントサイト経由の扱いについては各社の規約により異なります。投資は元本が保証されるものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。



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