【話題のNTT株どう?】個別株とインデックス投資、初心者はどっち?2026年版

投資・資産運用

「NTTの株、買ってみようかな」——最近、そんな声をよく聞くようになりました。

きっかけは2023年の25分割。1株4,000円だったNTT株が約160円になり、100株が2万円弱で買えるように。新NISAの追い風もあって個人株主が急増し、新NISAデビューを個別株で飾る人が一気に増えました。

正直に打ち明けると、私(たこ先生)も投資を始めたころ、話題の個別株に手を出しました。そして毎日の値動きに一喜一憂して、仕事も手につかない…という失敗をしています。その経験から言えることは、ひとつ。個別株は面白い。でも、資産形成の「主役」にするなら、別の答えがあります。この記事では、NTT株を例に個別株のメリット・デメリットを整理し、初心者にとっての最適解までお話しします。

この記事でわかること

  • 個別株投資(NTT株など)のメリット4つ
  • 見落とされがちなデメリット4つ(NTTの「人気でも上がらない」実例)
  • なぜ初心者にインデックス投資が最強なのか
  • 個別株とインデックスの比較表
  • 正直な結論(個別株を”どう付き合うか”)

個別株投資とは|1つの会社の株を買うこと

個別株投資とは、その名のとおりNTT・トヨタ・ソニーといった「1社ごとの株」を選んで買うこと。一方、後で出てくるインデックス投資は「たくさんの会社の詰め合わせ」を買う方法です。まずは個別株の魅力から見ていきましょう。

個別株のメリット|4つ

個別株投資のメリットとデメリット。メリットは大きな値上がり益・配当や優待・応援できる・少額から。デメリットは1社に集中するリスク・分析の手間・上がるとは限らない・感情に振り回される
  • ①大きく増える可能性がある——選んだ会社が成長すれば、株価が2倍・3倍になることも。夢があります
  • ②配当金・株主優待がもらえる——NTTは16期連続の増配予定で、配当利回りは約3.5%(2026年時点)。持っているだけで年数回、お金が振り込まれます
  • ③応援したい会社に投資できる——好きな企業・製品を「株主」として応援できる楽しさは、個別株ならでは
  • ④少額から買えるようになった——株式分割や単元未満株(1株から買える仕組み)で、数百円〜数千円でも始められます

「応援」「配当」「夢」——個別株には、インデックスにはないワクワクがあります。これは事実です。

個別株のデメリット|4つ(ここが本題)

①1社に集中する=リスクが大きい
その会社の業績が傾けば、株価は大きく下がります。最悪の場合、倒産で価値がゼロになることも。「卵をひとつのカゴに盛る」状態です。

②「人気」でも上がるとは限らない
ここが最重要。NTTは個人株主が92万人(2023年3月)から268万人(2025年3月)へと激増した大人気銘柄です。ところが株価は2026年7月時点で約149円と、年初来高値の161円を下回っています。「みんなが買っている=上がる」ではないのです。

③分析の手間と知識がいる
本来、個別株は決算書を読み、業界を分析し…と手間がかかります。「話題だから」で買うのは、いちばん危ない買い方です。

④値動きに、心が振り回される
1社に賭けていると、毎日の株価が気になって仕方ない。上がれば浮かれ、下がれば落ち込む。この精神的コストは、地味に大きいです。

NTTが悪い会社という話ではありません。むしろ優良企業です。それでも「人気の優良株なら上がる」という単純な話ではない——ここに個別株の難しさが凝縮されています。

じゃあ、どうすれば?|答えはインデックス投資

「個別株は難しそう…」と感じたなら、正解です。そこで初心者の最適解になるのがインデックス投資。日経平均やS&P500、全世界株式といった「市場全体の詰め合わせ」に連動する投資信託を、1本買うだけの方法です。

個別株とインデックス投資の比較。個別株は1社に集中しハイリスク、インデックスは1本で数百から数千社に分散して低リスク

インデックス投資が「最強」な4つの理由

  • ①1本で、数百〜数千社に分散できる——たとえば全世界株式なら、これ1本で世界中の会社に投資したのと同じ。1社が倒れても、全体はびくともしません。オルカンとS&P500が定番です
  • ②コストが圧倒的に安い——優良なインデックスファンドは、信託報酬が年0.1%以下も。手数料は運用成績を静かに削る敵なので、安さは正義です
  • ③ほったらかしでOK——毎月自動で積み立てる設定にすれば、あとは放置。決算書を読む必要も、株価に張りつく必要もありません
  • ④長期では、プロにも勝ちやすい——「プロが厳選する投資信託(アクティブファンド)」の多くが、長期ではインデックス(市場平均)に勝てないというデータがあります。プロでも難しいことを、初心者が個別株で当て続けるのは至難の業。だったら、市場全体に「乗る」ほうが賢い

個別株が「どの馬が勝つかを当てるゲーム」だとすれば、インデックスは「レース全体に乗って、経済成長そのものを取りに行く」戦略。当てなくていいから、初心者に向いているのです。

比較表|個別株 vs インデックス

個別株 インデックス投資
分散 ✕ 1社に集中 ◎ 数百〜数千社
手間・知識 分析が必要 ほぼ不要(ほったらかし)
値動きの大きさ 大きい(心が疲れる) ゆるやか
大化けの夢 ◎ ある △ 市場平均どまり
初心者への向き △ 上級者向け ◎ 最適

「大化けの夢」だけは個別株の魅力。でも資産形成の土台として見れば、分散・低コスト・手間なしのインデックスが、総合力で圧勝です。

正直な結論|個別株は”否定”しない。でも主役はインデックス

ここまで読むと「個別株はダメなのか」と思うかもしれませんが、そうではありません。たこ先生の結論はこうです。

資産形成の「主役」=インデックス投資(新NISAでコツコツ積立)
個別株=”余裕資金で、趣味・応援・勉強として”少しだけ

まずインデックスで土台をつくる。そのうえで「どうしても応援したい会社がある」「投資の勉強をしたい」なら、なくなっても困らない範囲で個別株を楽しむ。この順番なら、両方のいいとこ取りができます。

NTT株を買うこと自体は、悪いことではありません。問題なのは、資産のすべてを1社に賭けてしまうこと。土台をインデックスで固めておけば、個別株の値動きにも、どっしり構えていられます。

まとめ|迷ったら、インデックスから

  • 個別株(NTT等)の魅力は配当・応援・大化けの夢。少額から買えるようにもなった
  • デメリットは1社集中リスク・手間・「人気でも上がらない」・心が疲れる
  • 初心者の最適解はインデックス投資——分散・低コスト・ほったらかし・長期でプロにも勝ちやすい
  • 結論:主役はインデックス、個別株は余裕資金で趣味として

投資は「当てるゲーム」ではなく「続けるゲーム」。当てなくていいインデックスは、いちばん長く続けられる方法です。まだ始めていない方は、新NISAの完全ガイドから一歩を踏み出してみてください。

※本記事は2026年7月時点の情報にもとづく一般的な解説であり、特定の銘柄・商品の売買を推奨するものではありません。NTT株は説明のための例として挙げたものです。株価・配当・利回りは変動し、投資は元本割れのリスクを伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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